専門学校体験入学

多くの専門学校では、その専門学校のことをよく知ってもらうために、週末や休日に専門学校説明会を定期的に開催しています。

専門学校によっては「オリエンテーション」と呼んでいるところもあります。

専門学校説明会とは文字通り「専門学校について説明する会」で、授業の内容や学校の方針、授業料や入試などの入学に関する具体的な説明が行なわれます。

先生や在校生などによるデモンストレーションなどが行なわれることもあり、内容は専門学校によって様々です。

不明な点や分からないことがあったらその場で直接聞けることが大きな魅力です。

一方、体験入学とは、専門学校の授業を実際に体験することができる、いわば「授業のお試し版」のようなものです。

即戦力を身につける専門学校だけに、高校の授業のようにいわゆる教室で授業を聞くスタイルではなく、実際に体やものを使った授業が体験できるでしょう。

たとえば、CG系の学校であれば、実際にコンピュータを使ってCG作成などが体験できると思います。

体験入学には、現役の専門学校生が受けている授業にオブザーバー(見学者)として実際に参加するタイプと、体験入学者だけを集めて実際の授業と同じスタイルで授業を行うタイプの二つがあります。

前者の場合、体験入学は平日に行なわれ、後者の場合は、休日や祭日に行なわれることが多いようです。

また、体験入学は専門学校説明会とセットで同じ日に行なわれることもあります。その場合、半日から一日とボリュームたっぷりで行なわれ、専門学校のことを詳しく知ることができるはずです。

専門学校説明会はいわば専門学校とあなたとのお見合いのようなものです。

自分と専門学校の雰囲気がマッチするか?パンフレットには良いことばっかり書いてあったが、果たして本当なのか?毎日その専門学校に通う気になるか?それをチェックするのが専門学校説明会と体験入学に参加する理由です。

まず第一にチェックしたいのは、先生やスタッフとの相性です。誰でも生理的に受け付けない人というのはいるものです。

もし、そういう先生に習うことになってしまったら、せっかくの勉強意欲も半減してしまいます。それから、困ったときに頼りになるのは学校のスタッフたちです。

ちゃんと丁寧に応対してくれるか、分かりやすく説明してくれるかというのも、学校生活の上で大切な要素です。

次にチェックしたいのは、学校の施設と雰囲気です。勉強がちゃんとできる環境が整っているか、校舎はきれいに使われているかというのも学校の善し悪しを測るいい目安です。

また、在校生が勉強に遊びにと生き生きとしている学校はとても魅力的です。

三番目は、学校の周りの環境です。学校の周囲が騒々しいと勉強に集中できなかったりします。なるべく静かな環境の学校を選びたいところです。

でも、勉強で疲れたときや小腹が減ったときに近くにコンビニやコーヒーショップなどがあると助かります。

友達とちょっと話をしたりするときにファミレスやファーストフード店があったりするとコミュニケーションに役に立つかもしれません。

学校に行ったときには、その周りをちょっと散歩してみるといいでしょう。

最後は、学校までのアクセスです。毎日通うわけですから、どうやって学校に行くのかというのは重要です。

特に電車で通学する場合、何度も乗り換えたり、駅からすごく歩かされたりするとそれだけで行く気が失せてしまいます。

それを乗り越えるパワーと精神力があれば問題ないですが、これもチェックしておきたいところです。